radiotsのブログ

どうも、僕です。

豆。

どうも、僕です。

 

 

 

焼酎とハイボールを美味しく頂くために、コンビニに水と氷を買いに行った。水と氷。全く心躍らない買い物だ。いっそのこと水蒸気も合わせて買って水の三状態をコンプリートしたら多少は気持ちも上がるのだろうが、残念ながらファミリーマートには水蒸気は売っていなかった。ミニストップならあったかもしれない。

 

 

水と氷をかごに入れる。色のないかごを手にレジに向かおうとしたとき、ふと一角の見切り品のコーナーが目に入った。この店では、売れ残りの商品を集め、割引価格で提供しているのだ。普段は埃をかぶった乾電池や充電器、奇をてらいすぎたグミや目が良くなる方法を教えてくれるムック本など、今日中に使わなければならないまとまったお金があってもそんなに欲しくないようなラインナップが並んでいるのだが、このときは様子が違った。

 

 

なんとそこには、半額のきな粉があったのだ。

 

半額のきな粉!なんという魅力的な響きだろうか! 

 

 

私はきな粉が好きだ。好きなのだけど、「今日はきな粉餅を作るぞ!」というようなよほどの決意や衝動がなければ普段は買うことはない。今までの人生できな粉を買った回数は数えるほどだ。だが、コンビニの見切り品コーナーで偶然見かけた半額のきな粉はその輝きが段違いだった。普段聴いている曲がたまたまラジオで流れてきたときの感覚に近い。私はほとんど脊髄反射できな粉をかごに入れていた。万引きジャンキーにも引けを取らない早技だ。しかも私はお金を払うのだ。

 

 

水と氷だけの文字通り味気ない買い物は、半額のきな粉の登場により一気に華やかなものとなった。決して派手ではないはずのきな粉が、このかごの中では色とりどりに輝いて見える。

 

 

見切り品だけあって、きな粉の賞味期限は一ヶ月をきっていた。一袋をその期間内に消費するのは正直言って厳しい気もするし、妻には怒られるだろうが、やる前から諦めてはいけない。諦めたらそこでアレだ。きな粉が食べたいです。というか、食べます。買っちゃったし。

 

 

とりあえず、最近気に入っている豆乳と甘酒を混ぜた飲み物にきな粉を加えて飲んでみた。うん、美味い。豆乳もきな粉も大豆だからうまくまとまっているのだろう。非常に豆豆しい味わいである。「豆豆しい」の読みは、「まめまめしい」かと思いきや、まさかの「ずずしい」だ。

 

 

今度はアクセントに醤油を少し垂らしてみようか。きっと豆豆豆しい(ずずずしい)味わいになることだろう。

 

 

結果として、焼酎とハイボールではなく甘酒を飲んでる事には、目をつぶっておく。